カンマ区切りでCSV

BizRibo!

はじめに。

「変数からCSV出力」はCSV形式を意識しなくてもできてしまうBizRibo!らしさ。
一方、「カンマ区切り」CSV形式で扱うことで、「変数の縛り」から開放されることで、使いやすくなる場合も。

変数を使うCSV出力

BizRobo!のDSでCSV出力する方法は、変数を使って

とこれが 基本の方法です。

カンマ区切りのCSV出力

しかし、変数を使った場合、項目の数だけ変数が必要になります。
100項目あったら100の変数。。。そこまでのロボはないのかもしれませんが

実際に項目数の多いCSV出力ロボを作ることになった時、
タイプはコピペで作れるにしても、
なんだか気になって皆にヘルプを出しました。
(リモートのお仕事なので、開発者同士のヘルプを投稿できます。)
「CSVなら,で区切ることができたら楽なのにね」とすぐ返ってきて
, ← 小さくて一瞬 空白にみえて凝視。

。。。テキストタイプの変数に「,」区切りデータ作って 
CSV出力すればいいってことかと、
やってみると思ったよりずっと楽になりました。

簡潔なロボで再現するとこんな感じです。

二軸目の【Assign Data】の中身

〇ループから値を抽出。【Extract Data】
〇抽出した値をグローバル変数の中でつなげる。間に","を入れる。

「グローバル変数+抽出データ変数+,」→「グローバル変数」(変数割当)
[dataC.data +local.data +","] →[dataC.Data] 【AssignData】
出力値(例)03:31:00,03:35:08,03:39:16.....

※一軸目はヘッダーの部分を抽出しています。
これらを出力前で合体させます。
〇ヘッダー部分とデータ部分を繋げる。
〇間に強制改行”\n”。
【Assign header +Data

カンマ区切りCSVファイル出力アクション

〇続けてファイル出力。
ファイル名を〇〇.csV

ファイルコンテンツは
「すべてのデータを"," "\n"で
整えた変数」を選択。

例では
【Assign header +Data】

dataC.DataにAssignしているので 
dataC.Dataを指定しています。

複雑そうにみえるかもしれませんが、
「値」の書き方は変数でメール文章を作る時などと同じ要領です。(エクスプレッション使用)
流れは ループで抽出データを作って、 出力用の変数でまとめて、
それを出力アクションでファイル名の拡張子を.csvで書き出す!です。

↑ブログ用に作ったCSV出力ロボです。
左側がタイプからCSVを出力。右側がカンマ区切りでCSV出力。
5項目くらいだと差がでませんが(それでもめんどくさかった)
カンマ区切りは項目数が増えてもループ数が増えるだけなので楽です。
出力用変数の値へのまとめ方次第で
他の表からデータ追加したり、間に項目名をいれたり自由度も高そうです。
もちろん、
タイプからCSV出力するほうが適したケースの方が多いと思います、
RPAツール(DS)は使用頻度が高く簡単にできる(タイプからCSV出力)と
必要な時の自由度(カンマ区切りCSV)の両方を持ち合わせていることを知る機会になりました。
探究すればもっといろいろできるでしょう。
組み合わせ次第の可能性が広がります。

おわりに。

私には、ロボの組み方は一つではないということ
複数の人の視点がはいると開発が広がるという気づきでもありました。